慶良間ブルー

ここの海にはどれだけの “青” があるのだろうか。
青、蒼、藍、紺、シアン、ターコイズブルー、アクアマリン……。
陽の角度によって海の色が静かに変わっていく様は、ペイントではとても再現できない。遠くからそのブルーが視界に入ると、急かされるほどの高揚感に襲われる。古座間味ビーチ、ここは目にしてきたどこの海よりも碧く透んでいて美しい。

白球を追う季節

照りつける陽射しの下、土の匂いと白球の音が混ざり合う。これほど、季節のはじまりと終わりを告げてくれるスポーツは他にない。地方予選の開幕で「夏が来た」と感じ、甲子園の決勝が終わる頃に風が涼しくなる。風の温度も、空の高さも、何ひとつ変わっていないのになぜか心の奥にひとつ、季節が静かに区切られる。

歴史も感じる癒し空間

金武町の静かな一角にある、昔ながらの湧き水、金武大川(ウッカガー)。豊富に湧き出る水量は1日1000トン超えだとか。かつては飲料水、水浴場、洗濯場、芋洗い場としても活用されたそうな。しばし古人も潤ったであろう「長寿の泉」の湧き水はこの土地も人々にも癒しを与える大切に守りたい空間である。

梅雨の主役

雨は落ちてないものの梅雨時の存在感がすごい花、アジサイ。これは管理されてない?道路際に咲くに咲くホンアジサイ。紫陽花なる漢字からも圧倒される。

梅雨入り前の波の上ビーチ

梅雨入り前の沖縄。
例年なら、今ごろ空は少し湿り気を帯びているはずなのに、
今年はどこまでも晴れて、潮風も乾いている。
ビーチは静か。
白砂に寝そべる影と、遠くに聞こえる波の音だけ。