勝連城の最上部、360度を見渡せる曲輪(くるわ)の頂に立つ。眼下には与勝の海、中北部、知念半島までも見渡せ、眺望の美しさと軍事要塞の特徴を併せ持つ。振り返れば曲線を描く石垣と広い空。ここは戦の城というより、海洋国家の城だ。十五世紀、琉球は帆を張り、この海を越えてアジアへとつながっていた。かつて古の城主も吸い込んだであろうこの風を胸いっぱいに受け、しばし城主の心地に身を委ねる。

勝連城の最上部、360度を見渡せる曲輪(くるわ)の頂に立つ。眼下には与勝の海、中北部、知念半島までも見渡せ、眺望の美しさと軍事要塞の特徴を併せ持つ。振り返れば曲線を描く石垣と広い空。ここは戦の城というより、海洋国家の城だ。十五世紀、琉球は帆を張り、この海を越えてアジアへとつながっていた。かつて古の城主も吸い込んだであろうこの風を胸いっぱいに受け、しばし城主の心地に身を委ねる。

この日の昼食は、久しぶりに復活した金武町久松食堂のチーイリチー定食。しかもアグー豚のチーイリチー。刻みニンニクが添えられ、見た目からして覚悟が要る。一口食べると、豚の旨みと血のコクが重なり合う。白ごはんは、あくまで受け止め役だ。セットの沖縄そばは、濃厚なチーイリチーの合間に口にすると、ちょうどいいリセットになる。観光客向けではない、地元の日常に溶け込んだ沖縄の定食だ。

澄んだ青空に、寒緋桜の濃いピンクがよく映える。沖縄の桜は、やはりこの色とこの佇まいがいちばんしっくりくる。本部町八重岳では、現在 3~4分咲き。山全体が一気に華やぐには、もう少し時間がかかりそうだが、その分、一本一本の木の表情をゆっくり楽しめる時期でもある。派手に主張するわけではないけれど、確実に季節の流れを教えてくれるのが寒緋桜だ。今年の八重岳も、少しずつ、確実に春へ向かっている。

高い石積みの擁壁と、フクギの並木、そして大きなヒンプンに守られるようにして、広い中庭が現れる。外からはうかがい知れないこの構成が、中村家住宅の格を静かに物語っている。中庭を囲む建物のたたずまいは、どこか上品さがあり、単なる古民家ではないことが自然と感じられる。沖縄の身分制度や建築規制、そして首里文化の影響を受けながら形づくられたたたずまいが、今もその風格を保っている。

ポカポカ陽気の日和のキャンプ日和にサッカーキャンプを見に行ってきた。この日の天気は文句なしの晴天。青空の下ピッチでは浦和レッズの選手たちが、シーズンに向けて集中した表情でトレーニングに取り組んでいた。スタンドにはサポーターの姿も多く、赤いフラッグが青空によく映えている。南国らしい穏やかな空気の中で、チームとサポーターが一体となる、沖縄キャンプならではの光景だ。

「ゆいゆい国頭」にあるショップで、数量限定のヒージャーバーガーをいただいた。ヤギ肉とヤギのチーズを使った、数量限定のここでしか食べられない特別メニュー。もっと“ヒージャー独特の獣臭さ”が来るかと思っていたが、実際は驚くほどマイルド。クセはほとんど感じず、ジューシーでコクのある上品な仕上がり。個人的にはワイルドさがあっても良かったが、このあたりは好みの問題かもしれない。

宮古島にある荷川取牧場は、広大な敷地に宮古馬たちがゆったりと暮らす場所。並んで草を食む姿を眺めていると、時間の流れが緩やかになるのを感じて癒される。宮古馬は宮古島で古くから飼育されてきた日本在来馬8馬種のうちの1種。1300年代には中国大陸への重要な輸出品だったとも伝えられ、長い歴史を背負ってきた。他の観光地もいいが、ここで馬を眺めながら時間を過ごすのも楽しくていい。

ゆいレールの高架下を埋め尽くすランナーの列を眺めていると、年の瀬の空気がふっと広がる。NAHAマラソンは、走るだけの大会ではなく、年末の風物詩として定着した“一年締めくくりのお祭り”。絶え間ない沿道の応援と、それを受けて走るランナーたち。そして清々しい朝の光。眺めても、走っても、そこにはそれぞれのNAHAマラソンがある。

11月に開催されたリゾテックエキスポ。アリーナいっぱいにブースが並び、企業、自治体、大学、スタートアップがひしめき合う大規模イベント。この展示会では、県内外・海外の企業が集まり、IT・DXの最新ソリューションを紹介していた。沖縄の産業を一段上へ引き上げる「DXの交差点」のような場になっていて、観光向けのソリューションから、セキュリティ、地域産業の高度化までビジネスのヒントや最新動向を学べる場としても非常に充実していた。

本部町備瀬の集落を抜ける道。両側に立つフクギが風を受け、影を落とす。家々の壁に葉が触れ、光を散らしていた。観光の道ではない。ここでは、人と木が当たり前のように寄り添っている。静けさが深く、言葉を置く場所もない。潮の匂いがかすかに届き、遠くで子どもの声がした。この風景も、少しずつ変わっていくのだろうか。
