北中城村中村家住宅

高い石積みの擁壁と、フクギの並木、そして大きなヒンプンに守られるようにして、広い中庭が現れる。外からはうかがい知れないこの構成が、中村家住宅の格を静かに物語っている。中庭を囲む建物のたたずまいは、どこか上品さがあり、単なる古民家ではないことが自然と感じられる。沖縄の身分制度や建築規制、そして首里文化の影響を受けながら形づくられたたたずまいが、今もその風格を保っている。